この記事では「エクセルで済や完了で色付け(グレーアウト:行全体や列全体に自動で色変更)する方法」について解説していきます。
エクセルで済や完了の場合に色付けするには、
といいです。
それでは実際のサンプルを用いて、処理方法を見ていきましょう。
エクセルで済や完了で色付け・グレーアウトする(セルに)
まずは済や完了が入力されたときにセルをグレーアウトする方法を紹介します。
以下の表の「ステータス」列が「完了」のセルをグレーアウトさせます。
「ステータス」列の値(C2~C5)を選択した状態で、[ホーム]タブへ移動し、[スタイル]欄から[条件付き書式]をクリックします。
[条件付き書式]の中から、[セルの強調表示ルール]→[指定の値に等しい]を選択します。
「完了」と入力し、書式は[ユーザー設定の書式]を選択します。
[塗りつぶし]タブへ移動し、[背景色]でグレーを選択し、[OK]ボタンを押します。
[OK]ボタンを押して[指定の値に等しい]メッセージボックスを閉じます。
「ステータス」列が「完了」のセル(C3)をグレーアウトすることができました。
[背景色]で他の色を選択すれば、更に目立たせることもできそうですね。
エクセルで済や完了で色付け・グレーアウトする(行全体)
次に、済や完了が入力されたときに行全体をグレーアウトする方法を紹介します。
先ほどと同じ表で「ステータス」列が「完了」の行全体をグレーアウトさせてみます。
表の値(A2~C5)を選択した状態で、[条件付き書式]→[セルの強調表示ルール]→[その他のルール]を選択します。
[数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選択し、[次の数式を満たす場合に値を書式設定]欄に「=$C2=”完了”」と入力します。
「$」でC列を固定し、「ステータス」列の最初のセルC2を指定しています。
次に、[書式]ボタンを押します。
[塗りつぶし]タブでグレーの[背景色]を選択し、[OK]ボタンを押します。
[OK]ボタンを押してメッセージボックスを閉じます。
「ステータス」列が「完了」の行全体をグレーアウトすることができました。
(タスク名列のB社情報収集や期限の2025/5/31といった行すべてに灰色がついている。)
セル単体で色が変わるよりも多くの部分が強調されるため、より直感的にわかりやすいのがこちらの方法ですね。
エクセルで済や完了で色付け・グレーアウトする(列全体に)
最後に、済や完了が入力されたときに列全体をグレーアウトする方法を紹介します。
以下の表の「完了報告」行が「済」または「完了」の列全体をグレーアウトさせましょう。
今回は担当者名から完了報告の状態までをグレーアウトしたいため、表全体(A1~E5)を選択した状態で、[その他のルール]から新しい書式ルールを作成します。
[数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選択後、[次の数式を満たす場合に値を書式設定]欄に「=OR(A$5=”済”, A$5=”完了”)」と入力します。今回は行を固定し、「完了報告」行の最初のセルA5を指定しています。
「完了報告」行の値が「完了」の列だけをグレーアウトしたい場合は、「= A$5=”完了”」と入力しましょう。
次に、[書式]ボタンを押して背景色の設定です。
グレーアウトの設定を行い、[OK]ボタンを押します。
[OK]ボタンを押して完了です。
「完了報告」行が「済」または「完了」の列全体をグレーアウトすることができました。
(該当の担当者名や2~4行目の日付のセル全てがグレーになっている)
完了報告が終わった担当者の情報には目線が行きにくくなったことが分かると思います。
まとめ エクセルで済や完了で色付け(グレーアウト:行全体や列全体に自動で色変更)する方法
この記事ではエクセルで済や完了で色付け(グレーアウト:行全体や列全体に自動で色変更)する方法について解説しました。
エクセルを使いこなすことで見やすい表を作成できます。
様々な範囲にグレーアウトを適用できるようになって、業務に役立てていきましょう。
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