エクセルに貼り付けた写真を、余分な部分を切り取ったり背景を消したりして見やすく整えたいと思ったことはありませんか。
実はエクセルには写真の編集機能が標準で搭載されており、外部の画像編集ソフトを使わなくても基本的なトリミングや背景消去ができます。
この記事では【Excel】エクセルで写真のトリミングと切り抜き編集(背景消去・切り取り・反転・画像加工)機能について解説していきます。
ポイントは
・「図の形式」タブからトリミングを行う基本操作
・背景消去機能で被写体だけを切り抜く方法
・写真の反転・回転などの加工機能の使い方
です。それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルで写真をトリミング(切り取り)する基本操作
エクセルでのトリミングとは、写真の不要な部分を非表示にして必要な部分だけを見せる操作です。
トリミングしたい写真をクリックして選択すると、上部のリボンに「図の形式」タブが表示されます。
「図の形式」タブの右端にある「サイズ」グループの中に「トリミング」ボタンがありますので、クリックします。
写真の四隅と四辺の中央にトリミングハンドル(太い黒い線)が表示されるので、ドラッグして切り取りたい範囲を調整します。

調整が完了したら写真の外側をクリックするか、再度「トリミング」ボタンをクリックするとトリミングが確定されます。
エクセルのトリミングは元の画像データを削除するわけではなく、表示範囲を変えているだけのため、後からいつでも元に戻せます。
| No | 品目 | 撮影日 | トリミング内容 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 桜餅 | 2024/4/1 | 背景部分をカット | 正面アップ |
| 2 | 柏餅 | 2024/4/2 | 左右の余白をカット | 横長に調整 |
| 3 | マシュマロ | 2024/4/3 | 上部の空白をカット | 縦長に調整 |
| 4 | チョコ | 2024/4/4 | 四隅を均等にカット | 正方形に調整 |
縦横比を固定してトリミングする方法
写真を特定の縦横比でトリミングしたい場合は、「トリミング」ボタンの下にある▼をクリックします。
「縦横比」というメニューが表示され、1:1(正方形)・2:3・3:4・4:5・16:9などの比率を選択できます。

縦横比を選択すると、その比率に合ったトリミング枠が自動で表示されるので、位置を調整してから確定します。
報告書や台帳で写真サイズを統一したい場合は縦横比を固定してトリミングすると見た目が揃いやすくなります。
「図形に合わせてトリミング」を使うと、丸・三角・星形などの図形の形に写真を切り抜くことも可能で、プレゼン資料のデザインに活用できます。
トリミングは「図の形式」タブ→「トリミング」から行います。縦横比を固定したい場合は「トリミング」の▼から比率を選択しましょう。トリミング後も元データは保持されているため、いつでもやり直せます。
エクセルの背景消去機能で写真を切り抜く方法
エクセルには写真の背景を自動で削除して被写体だけを切り抜く「背景の削除」機能が搭載されています。
背景を削除したい写真を選択し、「図の形式」タブの左端にある「背景の削除」ボタンをクリックします。

クリックすると写真全体がピンク色に覆われ、エクセルが自動で「残す領域」と「削除する領域」を判定します。
自動判定が正確でない場合は、上部に表示される「保持する領域としてマーク」「削除する領域としてマーク」ボタンを使って手動で調整できます。
「保持する領域としてマーク」を選択してから残したい部分をドラッグすると、その領域が保持対象として追加されます。
「削除する領域としてマーク」を選択して削除したい部分をドラッグすると、その領域が削除対象として追加されます。
調整が完了したら「変更を保持」をクリックすると背景が削除されます。

背景消去をきれいに仕上げるためのコツ
背景消去の精度は写真の内容によって大きく異なります。
被写体と背景のコントラストが高い写真ほど自動判定の精度が上がりやすく、反対に似た色が混在している写真は精度が下がりやすい傾向があります。
例えば白い背景にマシュマロを置いて撮影した写真よりも、濃い色の背景にマシュマロを置いた写真の方が切り抜きがきれいに仕上がります。
細かい部分の調整は「保持する領域としてマーク」と「削除する領域としてマーク」を繰り返し使うことで精度を高められます。
完全な精度を求める場合は専用の画像編集ソフトを使う方が適切ですが、簡易的な切り抜きであればエクセルの機能で十分対応できます。
「図の形式」タブ→「背景の削除」で背景消去ができます。自動判定が不正確な箇所は「保持する領域としてマーク」「削除する領域としてマーク」で手動補正し、「変更を保持」で確定します。
エクセルで写真を反転・回転する方法
エクセルでは写真の左右反転・上下反転・任意の角度での回転といった操作も可能です。
写真を選択した状態で「図の形式」タブの「配置」グループにある「回転」ボタンをクリックします。
「右に90度回転」「左に90度回転」「上下反転」「左右反転」の4つのプリセットが表示されます。
スマホで撮影した写真が横向きになってしまっている場合は「右に90度回転」または「左に90度回転」で向きを修正できます。

「左右反転」は写真の鏡像を作りたいときや、対称性のある図解を作成するときに便利な機能です。
任意の角度で回転させたい場合は、写真を選択したときに表示される上部の回転ハンドル(丸い矢印)をドラッグすることで自由に角度を調整できます。
正確な角度を数値で指定したい場合は「図のサイズと位置」ダイアログ(右クリック→「図の書式設定」)の「回転」欄に数値を入力します。
写真に枠線や影などの効果を付ける方法
エクセルでは写真にさまざまな視覚的な効果を付けることもできます。
「図の形式」タブの「図のスタイル」グループには、枠線・影・反射・光彩・ぼかし・3D回転などのエフェクトが用意されています。
「図の効果」ボタンをクリックするとサブメニューが展開され、各効果のプリセットを選択するだけで簡単に適用できます。

例えば「影」を付けると写真が浮き上がって見えるようになり、報告書やプレゼン資料の見栄えが向上します。
「図のスタイル」のプリセットを使うと枠線・影・形状が一括で適用されるため、統一感のある見た目に仕上げやすくなります。
写真の反転・回転は「図の形式」タブ→「回転」から選択します。正確な角度を指定したい場合は「図の書式設定」の「回転」欄に数値を入力しましょう。図のスタイルや効果も同タブから簡単に適用できます。
エクセルで写真の色調・明るさを調整する方法
エクセルでは写真の明るさ・コントラスト・色の調整も行えます。
写真を選択して「図の形式」タブの「調整」グループを確認すると、「修整」「色」「アート効果」というボタンが並んでいます。
「修整」をクリックするとプリセット一覧が表示され、明るさとコントラストの組み合わせをワンクリックで適用できます。
「図の修整オプション」を選ぶと、明るさとコントラストをスライダーで細かく調整できるパネルが開きます。

暗い場所で撮影した写真や、露出が合っていない写真も明るさ調整ある程度補正できます。
「色」ボタンからは彩度・色調・色の変更といった色味の調整が可能で、グレースケール化やモノクロ化もここから行えます。
「アート効果」ではパステル・鉛筆スケッチ・ぼかしなどの特殊効果を写真に適用でき、資料のデザイン表現の幅が広がります。
写真の調整をリセットして元に戻す方法
トリミングや色調整・エフェクトを適用した後でやり直したい場合は、「図の形式」タブの「調整」グループにある「図のリセット」ボタンを使います。

「図のリセット」をクリックすると色調整やエフェクトがリセットされ、元の状態に戻ります。
「図とサイズのリセット」を選ぶとサイズも含めて完全に元の状態に戻るため、最初からやり直したい場合に便利です。
ただし、背景の削除で「変更を保持」を押して確定した内容は、この操作ではリセットされない場合があるため注意が必要です。
明るさ・コントラストは「図の形式」タブ→「修整」から調整できます。やり直したい場合は「図のリセット」または「図とサイズのリセット」で元の状態に戻せます。
まとめ エクセルで画像や写真のトリミング(いらない部分・サイズ指定・背景消去・切り取り・反転・画像加工)機能
エクセルでの写真のトリミングと編集機能についてまとめます。
トリミングは「図の形式」タブ→「トリミング」から行い、縦横比の固定や図形への切り抜きも選択できます。
背景消去は「背景の削除」ボタンで自動判定され、「保持する領域としてマーク」「削除する領域としてマーク」で手動補正が可能です。
反転・回転は「図の形式」タブ→「回転」から選択でき、任意の角度は回転ハンドルまたは数値入力で調整します。
明るさ・コントラスト・色調は「修整」「色」ボタンから調整でき、アート効果で特殊な表現も可能です。
編集内容は「図のリセット」でいつでも元に戻せるため、気軽に試しながら仕上げていきましょう。
エクセルの写真編集機能を活用することで、外部ソフトを使わずに資料の見栄えを大きく向上させることができます。


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