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【Excel】エクセルでフィルタを複数(3つ以上・含まない・含む・ワイルドカード・条件orも)でかける方法

Excelのスキルアップ
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エクセルでデータを扱っていると、「3つ以上の条件でフィルタをかけたい」「特定の文字を含む・含まないデータだけを表示したい」「複雑な条件を組み合わせてデータを絞り込みたい」といった場面に遭遇することはありませんか?

この記事では【Excel】エクセルでフィルタを複数(3つ以上・含まない・含む・ワイルドカード・条件orも)でかける方法について解説していきます。

ポイントは

・オートフィルタで複数条件を設定
・テキストフィルタで「含む」「含まない」を指定
・詳細フィルタでOR条件を実現

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

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エクセルでフィルタを複数かける方法1【オートフィルタで3つ以上の条件を設定】

エクセルで複数の条件でフィルタをかける最も基本的な方法が、オートフィルタ機能を使うことです。

オートフィルタは複数の列に対してそれぞれ条件を設定でき、3つ以上の条件を組み合わせてデータを絞り込むことができます

例えば、動物リストから「哺乳類」で「野生」で「絶滅危惧種」という3つの条件をすべて満たすデータだけを表示したい場合、オートフィルタを使えば簡単に実現できるでしょう。

以下のようなデータがあるとします。

このデータから「哺乳類」かつ「野生」かつ「絶滅危惧種」を抽出すると、キツネとパンダだけが表示されます。

解決方法

具体的な手順を見ていきましょう。

まず、フィルタをかけたいデータ範囲内のいずれかのセルを選択します。

「データ」タブをクリックして、「フィルター」ボタンをクリックします。

すると、見出し行の各セルに下向き矢印のボタンが表示されます。

1つ目の条件を設定します。例えば「分類」列の下向き矢印をクリックして、「哺乳類」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

次に2つ目の条件を設定します。「生息地」列の下向き矢印をクリックして、「野生」にチェックを入れて「OK」をクリックしましょう。

さらに3つ目の条件として「状態」列の下向き矢印をクリックして、「絶滅危惧種」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

これで3つの条件をすべて満たすデータだけが表示されるわけです。

オートフィルタでは、各列に独立して条件を設定でき、すべての条件を満たす行(AND条件)のみが表示されます。4つ、5つと条件を増やしていくことも可能です。

フィルタを解除したい場合は、「データ」タブの「クリア」ボタンをクリックするか、再度「フィルター」ボタンをクリックすればすべての条件が解除されます。

 

エクセルでフィルタを複数かける方法2【テキストフィルタで「含む」「含まない」を指定】

単純な一致条件だけでなく、特定の文字を「含む」「含まない」という条件でフィルタをかけたい場合もあるでしょうか?

そんな時に役立つのが、テキストフィルタ機能を使った柔軟な条件設定です。

テキストフィルタを使えば、ワイルドカードを使った部分一致や、「で始まる」「で終わる」といった条件も設定できます。

以下のようなデータから「リス」を含む動物を抽出する場合を考えてみましょう。

「リス」を含む条件でフィルタをかけると、シマリス、リスザル、ニホンリスの3つが表示されます。

解決方法

フィルタをかけたいデータ範囲内のいずれかのセルを選択します。

「データ」タブをクリックして、「フィルター」ボタンをクリックします。

条件を設定したい列の下向き矢印をクリックして、「テキストフィルター」を選択します。

サブメニューが表示されるので、必要な条件を選択しましょう。

「含む」条件を設定する場合

「指定の値を含む」を選択すると、オートフィルターオプション画面が表示されます。

条件欄に検索したい文字列(例として「リス」)を入力 → 「OK」をクリック

これで「リス」という文字を含むすべてのデータ(例として「シマリス」「リスザル」「ニホンリス」など)が表示されます。

「含まない」条件を設定する場合

「指定の値を含まない」を選択して、除外したい文字列を入力します。

条件欄に除外したい文字列(例として「野生」)を入力 → 「OK」をクリック

これで「野生」という文字を含まないデータだけが表示されるわけです。

ワイルドカードを使った条件

より柔軟な検索を行いたい場合は、ワイルドカードを使用できます。「*」は任意の文字列、「?」は任意の1文字を表します。

例えば「*リス」と入力すれば「リスで終わる」条件になり、「リス*」なら「リスで始まる」条件になります。また「リ?ス」と入力すれば、「リ」と「ス」の間に1文字だけある文字列(例として「リンス」「リアス」など)にマッチします。

複数の条件を組み合わせることもできます。テキストフィルタのオプション画面では、「AND」または「OR」を選択して2つの条件を設定可能です。

 

エクセルでフィルタを複数かける方法3【詳細フィルタでOR条件を実現】

オートフィルタは基本的にAND条件(すべての条件を満たす)で動作しますが、OR条件(どれか1つでも満たす)でフィルタをかけたい場合もあるでしょう。

そんな時には、詳細フィルタ(高度なフィルタ)機能が必要です。

詳細フィルタを使えば、複雑なOR条件やAND条件を組み合わせた高度な絞り込みが可能になります

以下のようなデータから「(哺乳類かつ野生) OR (鳥類かつ飼育)」という条件で抽出する場合を考えてみましょう。

この条件でフィルタをかけると、シマリス(哺乳類かつ野生)、キツネ(哺乳類かつ野生)、インコ(鳥類かつ飼育)、パンダ(哺乳類かつ野生)が表示されます。

 

解決方法

「ホーム」タブをクリックして、詳細フィルタを設定する準備をします。

まず、シート上に条件範囲を作成します。

データ範囲とは別の場所(例として右側の空白エリア)に、見出し行と同じ列名を入力します。

OR条件を設定する場合

OR条件(「哺乳類」または「鳥類」)を設定したい場合は、縦に条件を並べます。

G1セルに「分類」と入力
G2セルに「哺乳類」と入力
G3セルに「鳥類」と入力

これは「分類が哺乳類 OR 分類が鳥類」という条件を表しています。

AND条件を設定する場合

AND条件(「哺乳類」かつ「野生」)を設定したい場合は、横に条件を並べます。

G1セルに「分類」、H1セルに「生息地」と入力
G2セルに「哺乳類」、H2セルに「野生」と入力

これは「分類が哺乳類 AND 生息地が野生」という条件を表しています。

複雑な条件の組み合わせ

「(哺乳類かつ野生) OR (鳥類かつ飼育)」のような複雑な条件も設定できます。

G1「分類」、H1「生息地」と入力
G2「哺乳類」、H2「野生」と入力(1行目の条件)
G3「鳥類」、H3「飼育」と入力(2行目の条件)

縦方向はOR、横方向はANDとして扱われるため、このような複雑な論理式も表現できるわけです。

条件範囲を作成したら、元のデータ範囲内のセルを選択して「データ」タブ→「詳細設定」(または「フィルター」の下の矢印→「詳細フィルター」)をクリックします。

見出しが特定できない旨のアラートが表示されたら、OKボタンをクリックします(今回は1行目が見出しであるため)。

詳細フィルターダイアログが表示されたら、以下を設定しましょう。

「リスト範囲」にデータ範囲全体を指定
「検索条件範囲」に作成した条件範囲を指定
「OK」をクリック

これで設定した複雑な条件でフィルタがかかり、条件に合うデータだけが表示されます。

以下の画像は、複雑な条件の組み合わせ「(哺乳類かつ野生) OR (鳥類かつ飼育)」のフィルタを設定した際の表示結果です。

詳細フィルタは通常のオートフィルタでは実現できない複雑な条件設定が可能であり、OR条件とAND条件を自由に組み合わせられるため、高度なデータ分析に最適です。

ただし、条件範囲の作成が必要になるため、オートフィルタよりも設定に手間がかかる点には注意が必要でしょう。

 

まとめ エクセルでフィルタを複数(3つ以上・含まない・含む・ワイルドカード・条件or)でかける方法

エクセルでフィルタを複数でかける方法をまとめると、オートフィルタで3つ以上の条件を設定すれば列ごとに独立して条件を指定しすべての条件を満たすデータを表示でき、テキストフィルタで「含む」「含まない」を指定すれば部分一致やワイルドカードを使った柔軟な検索が可能になります。

また、詳細フィルタでOR条件を実現すれば複雑なOR条件とAND条件を組み合わせた高度な絞り込みができ、条件範囲を縦に並べればOR、横に並べればANDとして扱われます。

これらの方法を状況に応じて使い分けていけば、ほとんどのケースで複数条件フィルタ問題を解決できます。

特にオートフィルタは最も基本的で使いやすい方法ですので、まずこれを試すことをおすすめします。

ただし、OR条件が必要な場合や、非常に複雑な条件を設定したい場合は、詳細フィルタを使用することも大切でしょう。

エクセルのフィルタ機能を正しく理解して、効率的なデータ分析を実現していきましょう!

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