この記事では、エクセルで「ggge」の設定がうまくいかない時の対処法について解説していきます。
この「ggge」はExcelの日付書式で元号を表示するためのコードです。
これらの処理としては、主に
・表示形式の「ユーザ設定」を使う
・text関数を使用する
を使うと、gggeを令和にすることができます。
では、さっそくサンプルを見ていきましょう!
エクセルでgggeが令和にならない原因と直し方1 【表示形式を「和暦」に変更】
PCやExcelの設定によっては、和暦が正しく反映されないことがあります。
特に、Windowsの地域と言語の設定で「和暦」が選ばれていないと、gggeが「令和」ではなく「平成」や西暦で表示される場合があります。
特に Excel 2019以前のバージョン で発生しやすい現象です。
表示形式を「和暦」にしても令和にならない場合は以下を確認してみましょう。
コントロールパネルを開き、以下を順に開いていきます。
日付、時刻、または数値の形式の変更 → 「形式」タブ→追加の設定
「日付」タブの「カレンダーの種類」から「和暦」を選択します。
エクセルで該当のセルを右クリックして「セルの書式設定」を選択します。
「表示形式」タブを選び、「日付」を選択します。
「和暦」を選び、種類(T)の欄は「平成〇年〇月〇日」のように元号を選択します。
「OK」ボタンをクリックすると「令和」などの元号(年号)が表示されます。
エクセルでgggeが令和にならない原因と直し方2 【表示形式の「ユーザ設定」にする】
「ユーザー定義」で「ggge”年”m”月”d”日”」と入力しても、対象のセルの値が日付として認識されていないと、元号変換が正しく動作しません。
そんな場合は以下を確認してみましょう。
対象のセルをクリックして先頭に「‘」が付いている場合、セルの先頭に入力されたアポストロフィ(’)は、文字列として扱うExcelの記号です。
先頭の「‘」を取り、セルの書式設定から「日付」を選択します。
再度、書式設定を開き、ユーザー定義→種類から「ggge”年”m”月”d”日”」を選択します。
「OK」ボタンをクリックすると「令和」などの元号(年号)が表示されます。
エクセルでgggeが令和にならない原因と直し方3【TEXT関数を使用】
text関数を使用してggge形式で表示する場合に、値の設定が日付の形式になっていないと正常に表示されません。
test関数の引数に、正しい日付形式が指定されていないと、関数が正しく処理されません。
TEXT関数を使う際は値が正しい日付形式になるように、DATE関数を使うか、正しい書式で囲んで入力しましょう。
=TEXT(“2025/7/1”, “[$-ja-JP]ggge年mm月dd日”)
ほかにも、Excelのバージョンが古い、または元号アップデートが適用されていないとtext関数でgggeを設定しても「平成」や空白になる場合があります。
その場合は、WindowsとOfficeの両方を最新バージョンにアップデートしましょう。
まとめ エクセルでgggeの設定がうまくいかない時の対処法
この記事ではエクセルgggeを設定がうまくいかない時の対処法について解説しました。
その対象に応じて、セルの書式を書き換えたり、text関数の設定を見直ししたりすることで、gggeを令和表記にすることが出来ます。
それぞれの方法を理解し、業務に役立てていきましょう。
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