エクセルでフィルターをかけて絞り込んだデータを印刷しようとしたとき、「フィルターで非表示にした行まで印刷されてしまう」「印刷プレビューに全データが表示されてしまう」といった問題で困ったことはありませんか。
この記事では【Excel】エクセルのフィルターを印刷する方法(フィルター適用状態での印刷・表示されない場合)について解説していきます。
・印刷範囲の設定と印刷タイトルを組み合わせると見やすくなる
・表示されない場合は印刷範囲や改ページ設定を確認する
それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルのフィルター適用状態でそのまま印刷する方法
まず結論からお伝えすると、エクセルはフィルターで絞り込んだ状態のままCtrl+Pで印刷を実行すると、表示されている行だけが印刷される仕様になっています。
非表示になっている行は自動的に印刷対象から除外されるため、特別な設定をしなくてもフィルター結果だけを印刷できます。
たとえば下記のようなサンプルデータを使って解説します。
| 商品名 | 単価 | 数量 | 売上 |
|---|---|---|---|
| 桜餅 | 200 | 50 | 10000 |
| 柏餅 | 180 | 40 | 7200 |
| マシュマロ | 150 | 80 | 12000 |
| チョコ | 300 | 60 | 18000 |
| アボカド | 250 | 30 | 7500 |
| カボチャ | 120 | 90 | 10800 |
このデータで「単価が200以上」のものだけフィルターをかけた状態でCtrl+Pを押すと、桜餅・チョコ・アボカドの3行とヘッダー行だけが印刷されます。
印刷前に必ず印刷プレビューで意図した行だけが表示されているかを確認しましょう。

ヘッダー行を全ページに印刷する設定
フィルター結果が複数ページにわたる場合、2ページ目以降にヘッダー行が表示されないと何の列かわかりにくくなります。
この場合は「印刷タイトル」を設定することで、すべてのページにヘッダー行を繰り返し印刷できます。
設定手順は「ページレイアウト」タブ→「印刷タイトル」をクリックし、「ページ設定」ダイアログの「シート」タブを開きます。
「行のタイトル」欄の右端にある矢印ボタンをクリックして、ヘッダーが入っている1行目($1:$1)を選択して「OK」をクリックするだけです。
データが多くて複数ページになる場合は、印刷タイトルの設定を必ずしておくと見やすくなります。

印刷範囲を明示的に設定する方法
フィルター結果の特定の列だけを印刷したい場合や、余分な列を除いて印刷したい場合は、印刷範囲を手動で設定するのが便利です。
印刷したい範囲をドラッグで選択してから「ページレイアウト」タブ→「印刷範囲」→「印刷範囲の設定」をクリックします。
これで設定した範囲だけが印刷対象になります。
印刷範囲を解除したいときは同じく「ページレイアウト」タブ→「印刷範囲」→「印刷範囲のクリア」を選びましょう。

フィルターをかけても全データが印刷されてしまう場合の対処法
フィルターをかけているはずなのに、印刷プレビューを開くと非表示行まで印刷されてしまうケースがあります。
この原因として考えられるのは、フィルターではなく行を手動で非表示にしている場合や、印刷設定に問題がある場合です。
手動で非表示にした行は印刷される
エクセルでは「フィルターによる非表示」と「行を右クリックして非表示にした場合」では挙動が異なります。
フィルターによる非表示は印刷から自動的に除外されますが、手動で行を非表示にした場合は印刷時に含まれてしまうことがあります。
意図した行だけを印刷したいときは、必ずフィルター機能を使って絞り込んでから印刷するようにしましょう。
印刷プレビューで表示されない行がある場合
逆に「フィルターをすべて解除したのに一部の行が印刷プレビューに表示されない」という場合もあります。
この原因の多くは印刷範囲が古い設定のまま残っていることです。
「ページレイアウト」タブ→「印刷範囲」→「印刷範囲のクリア」を実行して、一度印刷範囲をリセットしてから改めて印刷してみましょう。

印刷範囲が設定されていると、その範囲外のデータは印刷プレビューにも表示されません。
改ページプレビューで印刷範囲を視覚的に確認する
印刷範囲や改ページの状態を視覚的に確認したいときは、「表示」タブ→「改ページプレビュー」が便利です。
改ページプレビューでは青い実線が印刷範囲の境界、青い点線が改ページ位置を示しています。
青い実線の外側にあるデータは印刷されないため、範囲を広げたい場合は実線をドラッグして調整できます。
確認が終わったら「表示」タブ→「標準」で通常の表示に戻しましょう。

フィルター結果をきれいに印刷するための設定ポイント
フィルター結果を見やすく印刷するためには、いくつかのページ設定を組み合わせるのがおすすめです。
用紙の向きと拡大縮小の設定
列数が多い場合は用紙を横向きにするとすっきり収まります。
「ページレイアウト」タブ→「印刷の向き」→「横」を選択しましょう。
また、「拡大縮小印刷」で「1ページに収める」を設定すると、データが1枚の用紙に自動的に収まるよう縮小して印刷されます。
列が多くて横にはみ出してしまうときは、用紙の横向き設定と拡大縮小を組み合わせて使うのがおすすめです。

枠線・見出しを印刷する設定
デフォルトではエクセルのグリッド線は印刷されません。
データを表形式で見やすく印刷したい場合は、「ページレイアウト」タブの「シートのオプション」グループ内にある「枠線」の「印刷」チェックボックスをオンにしましょう。
また行番号・列番号を印刷したい場合は同じく「見出し」の「印刷」チェックボックスをオンにすると、A・B・C…や1・2・3…の番号も印刷されます。

まとめ エクセルのフィルターで印刷範囲の設定(青い線が動かない・ずれる・改ページ・1枚や連続)
エクセルのフィルターを印刷する方法についてまとめると、以下のとおりです。
フィルター適用状態でCtrl+Pを押すと、表示されている行だけが自動的に印刷対象になります。
複数ページになる場合は「ページレイアウト→印刷タイトル」でヘッダー行を全ページに繰り返す設定をしておきましょう。
全データが印刷されてしまう場合は、手動で行を非表示にしていないか、古い印刷範囲が残っていないかを確認しましょう。
印刷範囲は「ページレイアウト→印刷範囲のクリア」でリセットでき、改ページプレビューで視覚的に確認・調整ができます。
フィルター結果を正しく印刷して、必要なデータだけを効率よく出力していきましょう。


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