エクセルのファイルがどこに保存されているかわからなくなった、ファイルの中身を検索したいのにうまくいかない、以前開いたファイルをもう一度探したいといった経験はないでしょうか。
ファイルの検索は一見シンプルな作業ですが、Windowsのエクスプローラー検索・エクセル内の検索機能・履歴からの確認など、場面に応じて使い分けると格段に効率が上がります。
この記事では【Excel】エクセルファイルの検索方法(ファイル探し・内容検索・履歴確認)について解説していきます。
ポイントは
・Windowsエクスプローラーでエクセルファイルを検索する方法
・エクセル内のデータや文字列を検索・置換する方法
・最近使ったファイルの履歴から目的のファイルを探す方法
・検索できない・見つからない場合の対処法
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルファイルの検索方法1【Windowsエクスプローラーでファイルを探す】
「あのエクセルファイル、どこに保存したっけ?」という場面は、日々パソコンを使う中で誰もが経験することではないでしょうか。
Windowsのエクスプローラーには強力な検索機能が備わっており、ファイル名の一部だけ覚えていても素早く目的のファイルを見つけ出すことができます。
エクスプローラーの検索はファイル名だけでなく、ファイルの内容(テキスト)でも検索できるため、ファイル名を忘れてしまった場合でも中身のキーワードで探し出すことが可能です。
ただし内容検索はインデックスの設定状況によって速度が大きく異なるため、設定を見直しておくとより快適に使えます。
エクスプローラーでの基本的なファイル検索手順
まずエクスプローラーを開き、検索したいドライブやフォルダに移動します。
画面右上の検索ボックスにファイル名の一部を入力するだけで、そのフォルダ以下に含まれるすべてのファイルが絞り込まれて表示されます。
エクセルファイルだけを絞り込みたい場合は、検索ボックスに「*.xlsx」または「*.xls」と入力することで、エクセル形式のファイルのみを対象にした検索ができます。
検索結果が表示されたら、「更新日時」や「サイズ」の列ヘッダーをクリックすることで並び替えが可能です。
最近更新したファイルを探している場合は「更新日時」で降順に並び替えると見つけやすくなります。
検索フィルターを使った絞り込み
エクスプローラーの検索ボックスに入力した後、検索タブの「検索オプション」から日付や種類・サイズなどの条件を追加して絞り込むことができます。
たとえば「更新日時:今週」と指定すると今週更新されたファイルだけが表示され、「種類:Excelワークシート」と指定するとエクセルファイルのみに絞れます。
ファイル名のキーワードと日付条件を組み合わせることで、膨大なファイルの中からでも目的のファイルを素早く特定できます。
Windowsの検索インデックスを有効にする
エクスプローラーの検索が遅い、または内容検索がうまく機能しない場合は、Windowsの「インデックスのオプション」設定を見直すと改善される場合があります。
スタートメニューから「インデックスのオプション」を検索して開き、「変更」ボタンから検索対象に含めたいフォルダを追加します。
インデックスが構築されると、ファイルの内容(文字列)による検索も高速で行えるようになります。特に大量のエクセルファイルを管理している方は設定しておくと便利です。
【操作のポイント】
エクスプローラーの検索ボックスに「*.xlsx」と入力するとエクセルファイルのみを絞り込めます。検索が遅い場合はWindowsのインデックス設定を見直しましょう。更新日時での並び替えを活用すると最近使ったファイルを素早く見つけられます。
エクセルファイルの検索方法2【エクセル内のデータ・文字列を検索する】
ファイルを開いた後、シート内の特定のデータや文字列を探したい場面も多いはずです。
エクセルには「検索と置換」という強力な機能が搭載されており、膨大なデータの中から目的のセルを瞬時に見つけ出すことができます。
検索機能はショートカットキー「Ctrl + F」で即座に呼び出せるため、マウス操作なしで素早く検索を開始できます。複数シートをまたいだ検索も可能です。
基本的な検索操作(Ctrl+F)
エクセルを開いた状態で「Ctrl + F」キーを押すと「検索と置換」ダイアログが表示されます。
「検索する文字列」欄に探したいキーワードを入力して「次を検索」をクリックすると、一致するセルが順番にハイライト表示されます。
「すべて検索」をクリックすると、一致するすべてのセルの一覧がダイアログ下部に表示され、クリックすることで該当セルに直接ジャンプできます。
検索オプションの活用(大文字小文字・完全一致・複数シート)
「検索と置換」ダイアログの「オプション」ボタンをクリックすると、検索条件を細かく設定できる詳細オプションが表示されます。
「大文字と小文字を区別する」にチェックを入れると、英語の大文字・小文字を区別して検索できます。
「セル内容が完全に一致するセルを検索する」にチェックを入れると、入力したキーワードと完全に一致するセルのみを対象にした検索が可能です。たとえば「100」と検索したとき、「1000」や「2100」は除外されます。
「検索場所」のプルダウンを「シート」から「ブック」に変更すると、開いているブック内のすべてのシートを横断して検索できます。複数シートにデータが分散している場合に非常に便利な設定です。
検索と置換(Ctrl+H)の活用
「Ctrl + H」キーを押すと「置換」タブが開いた状態で「検索と置換」ダイアログが表示されます。
「検索する文字列」に変更前の文字列、「置換後の文字列」に変更後の文字列を入力して「すべて置換」をクリックすると、一致するすべてのセルの内容を一括で変更できます。
たとえば「株式会社ABC」を「ABC株式会社」に一括変更したい場合などに非常に便利です。「置換」ボタンを使えば1件ずつ確認しながら置換することもできます。
【操作のポイント】
エクセル内の検索は「Ctrl + F」、置換は「Ctrl + H」で即座に呼び出せます。「オプション」から「ブック全体を検索」に設定することで複数シートを一括検索できます。完全一致・大文字小文字の区別など条件を組み合わせると精度の高い検索が可能です。
エクセルファイルの検索方法3【FIND関数・SEARCH関数でセル内を検索する】
ダイアログを使った手動検索だけでなく、関数を使ってセル内の文字列を検索・抽出する方法もあります。
FIND関数とSEARCH関数は、指定した文字列が対象のセル内のどの位置(何文字目)にあるかを返す関数です。
この位置情報を他の関数と組み合わせることで、特定の文字より前・後ろの文字列を抽出するといった高度なデータ処理が可能になります。
以下のサンプルデータを使って説明します。
| 行 | A列(メールアドレス) | B列(@の位置) |
|---|---|---|
| 1 | メールアドレス | @の位置 |
| 2 | tanaka@example.com | |
| 3 | yamada@sample.co.jp | |
| 4 | suzuki@test.jp |
FIND関数の使い方
FIND関数の書式は以下のとおりです。
=FIND(検索文字列, 対象, [開始位置])
各引数の意味を説明します。
「検索文字列」は検索したい文字や文字列を指定します。上記の例では「@」を指定します。
「対象」は検索対象のセルを指定します。A2セルのメールアドレスを対象にする場合はA2と指定します。
「開始位置」は省略可能で、何文字目から検索を開始するかを指定します。省略した場合は先頭(1文字目)から検索します。
B2セルに入力する数式は以下になります。
=FIND(“@”,A2)
この数式では、A2セルの文字列「tanaka@example.com」の中で「@」が何文字目にあるかを返します。
「tanaka」は6文字なので、「@」は7文字目にあり、結果として「7」が返ります。
B2セルに数式を入力したら、セルの右下の角(フィルハンドル)をB4セルまでドラッグしてオートフィルすると、B3・B4にも同様の数式が自動入力されます。
FIND関数とSEARCH関数の違い
FIND関数とSEARCH関数はほぼ同じ動作をしますが、決定的な違いが2点あります。
まず大文字・小文字の区別です。FIND関数は大文字と小文字を区別して検索しますが、SEARCH関数は区別しません。たとえば「A」を検索する場合、FIND関数は「A」のみを対象にし「a」は対象外となりますが、SEARCH関数は「A」も「a」も同じように検索します。
次にワイルドカードの使用可否です。SEARCH関数は「*(任意の文字列)」や「?(任意の1文字)」といったワイルドカードが使えますが、FIND関数は使えません。
日本語や英小文字を区別せず柔軟に検索したい場合はSEARCH関数、厳密に一致させたい場合はFIND関数を選ぶとよいでしょう。
【操作のポイント】
FIND関数は「=FIND(検索文字列, 対象)」の形で使います。大文字・小文字を区別しない検索や、ワイルドカードを使いたい場合はSEARCH関数が向いています。位置を返す性質を活かしてLEFT関数・MID関数・RIGHT関数と組み合わせると文字列の抽出に応用できます。
エクセルファイルの検索方法4【最近使ったファイルの履歴から探す】
以前開いたことがあるエクセルファイルを再度開きたいとき、ファイル名や保存場所をわざわざ探さなくても、エクセルの「最近使ったファイル」履歴から簡単にアクセスできます。
エクセルは直近で開いたファイルを自動的に記録しており、デフォルトでは最大50件のファイル履歴が保存されます。この履歴はファイルが移動・削除された場合には機能しなくなりますが、通常の使用では非常に便利なアクセス手段です。
最近使ったファイル一覧の表示方法
エクセルを起動すると、スタート画面の左側に「最近使ったアイテム」として最近開いたファイルの一覧が表示されます。
すでにエクセルを開いている場合は「ファイル」タブをクリックすると「最近使ったアイテム」セクションが表示され、同様にファイルの一覧が確認できます。
ファイル名をクリックするだけで直接そのファイルを開くことができるため、エクスプローラーで保存場所を探す手間が省けます。
ファイルをピン留めして素早くアクセスする
「最近使ったアイテム」の一覧でよく使うファイルを右クリックすると「一覧にピン留めする」という項目が表示されます。
ピン留めしたファイルは一覧の上部に固定表示されるため、どれだけ時間が経っても消えることなく常にアクセスできる状態になります。
毎日開くような定番ファイルはピン留めしておくと、検索の手間がゼロになります。
表示件数の変更方法
デフォルトの表示件数(50件)を変更したい場合は「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「表示」セクションの「最近使ったブックの一覧に表示するブックの数」の値を変更します。
最大で50件まで増やすことができ、逆に0に設定すると履歴が表示されなくなります。セキュリティ上の理由で履歴を残したくない場合は0にしておくのも一つの方法です。
【操作のポイント】
「ファイル」タブの「最近使ったアイテム」から直近のファイルにすぐアクセスできます。よく使うファイルは右クリックでピン留めしておきましょう。履歴の表示件数は「オプション」→「詳細設定」から最大50件まで変更できます。
エクセルファイルの検索方法5【Windowsの検索バー(タスクバー)でファイルを探す】
エクスプローラーを開かなくても、Windowsのタスクバーにある検索バー(虫眼鏡アイコン)からエクセルファイルを直接検索することもできます。
タスクバーの検索ボックスはPCの全体を対象に高速で検索してくれるため、フォルダの階層を辿る必要がなく、ファイル名の一部を入力するだけで素早く目的のファイルにたどり着けます。
タスクバー検索の使い方
タスクバーの虫眼鏡アイコンをクリックするか「Windows + S」キーを押して検索バーを開きます。
検索ボックスにファイル名の一部を入力すると、リアルタイムで候補が表示されます。エクセルファイルが候補に表示されたらクリックするだけで直接開くことができます。
「ドキュメント」タブに切り替えるとファイルのみに絞り込まれた検索結果が表示されるため、アプリやウェブの検索結果に埋もれることなく確認できます。
検索できない・見つからない場合の対処法
タスクバー検索でファイルが見つからない場合は、インデックスが対象フォルダをカバーしていない可能性があります。
「インデックスのオプション」(スタートメニューから検索)を開き、「変更」ボタンから目的のフォルダがインデックスの対象に含まれているか確認しましょう。
また、ネットワークドライブや外付けHDDに保存されたファイルはインデックスの対象外になっている場合があるため、エクスプローラーで直接フォルダを開いて検索するほうが確実なケースもあります。
【操作のポイント】
Windowsのタスクバー検索(Windows + S)はPC全体からファイルを素早く探せる最速の方法のひとつです。「ドキュメント」タブに切り替えると結果がファイルのみに絞られます。見つからない場合はインデックス設定の確認を試みましょう。
まとめ エクセルファイルの検索(ファイル探し・内容検索・履歴確認)方法
エクセルファイルの検索方法についてまとめます。
・エクスプローラーの検索ボックスに「*.xlsx」と入力するとエクセルファイルのみを絞り込める
・エクセル内の検索は「Ctrl + F」、置換は「Ctrl + H」のショートカットで即座に呼び出せる
・「オプション」から「ブック全体を検索」にすると複数シートを一括で検索できる
・FIND関数「=FIND(検索文字列, 対象)」でセル内の文字位置を取得し、文字列抽出に応用できる
・「ファイル」タブの「最近使ったアイテム」から直近のファイルに素早くアクセスできる
・よく使うファイルはピン留めしておくと常に一覧の上部に表示される
・Windowsのタスクバー検索(Windows + S)でPC全体から素早くファイルを探せる
ファイルが見つからない場合はWindowsのインデックス設定を見直すと検索速度と精度が改善されます。
エクセルのデータ検索と、ファイルそのものの検索をうまく使い分けることで、日々の作業効率が大きく向上するはずです。ぜひ今回の方法を活用してみてください。
2本目完成です!次は3本目【Excel】エクセルファイルのパス表示 に進めてよろしいでしょうか?

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