Excelにはさまざまなショートカットキーがあります。
F8キーは文字の半角カタカナへの変換や、拡張選択モードを起動するために使われます。
しかし、f8キーが使用できない、または期待通りに動作しないことがあります。
このような背景もあり、この記事では、エクセルでのf8キーの使い方と、使えない場合の原因とその対策を3つご紹介します。
エクセルでのf8の使い方と使えない原因と対策
まずはエクセルのF8キーの意味や使用方法について確認していきます。
f8キーの主な機能は、
・拡張選択モードの起動
です。
まず、文字の半角カタカナへの変換についてですが、文字を入力しF8キーを押すと、入力した文字を半角カタカナに変換することができます。
下図では、まずひらがなで「はんかくへんかん」と入力しました。
この後、f8キーを押すと、「ハンカクヘンカン」と変換がされました。
拡張選択モードの起動
次に拡張選択モードの起動についてです。
通常、Excelではマウスを使ってセル範囲を選択しますが、f8キーを押すと拡張選択モードが起動し、矢印キーで選択範囲を広げることができます。
具体的な使用方法は、次の通りです。
・f8キーを押す: これで「範囲選択モード」が有効になります。
・矢印キーで選択範囲を広げる: 矢印キーを使って、上下左右に範囲を広げたい方向へセルを選択していきます。
・Escキーで解除: 選択が完了したら、Escキーを押して範囲選択モードを解除します。
下図は範囲選択を開始するセルで、f8を押している状態です。
矢印キーを使って、範囲を広げることができます。
この機能を活用することで、大量のデータを扱う際や、マウス操作が困難な状況で効率的に範囲を選択することができます。
エクセルでのf8キーが使えない原因と対策
しかし、このf8キーが効かないというトラブルが起こる場合があります。
このf8キーが効かない原因としては、
・マルチメディアキーの機能が実行される設定になっている。
という可能性が考えられます。
ファンクションキーがロックされている場合、FnキーとCapsLockキーを同時に押し、ロックを解除することで、ファンクションキーを有効にするのが一つ目の対策です。
エクセルでのf8の使い方と使えない原因と対策2
対策1の方法を行っても問題が解決しない場合は、FnキーとEscキーを同時に押すことでもロックが解除できます。
また、FnキーとEscキーを同時に押すたびに、オン/オフの切り替えができます。
エクセルでのf8の使い方と使えない原因と対策【マルチメディア機能の見直し】
対策1、2を試しても問題が解決しない時は、マルチメディアキーの機能が実行される設定になっている場合が考えられます。
ファンクションキーには、音量調整や明るさ調節、再生・一時停止などのメディアの操作を行うマルチメディアキーが印字されていることがあります。
これらのマルチメディア機能が優先されている時にf8キーの役割を使いたい場合は、Fnキーを押しながらf8キーを押すことで機能が実行されます。
まとめ エクセルでのf8で半角にならない:使えない原因と対策【拡張選択モードなど】
この記事ではエクセルでのf8の使い方と使えない原因と対策ついて解説しました。
f8キーは、文字の半角カタカナ変換や、拡張選択モードを起動できる便利なショートカットキーですが、時々正常に作動しないというトラブルが起きることがあります。
この記事で紹介した原因と対策を確認し、f8キーが正しく動作する環境を整えることで、作業の効率を向上させましょう。
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