エクセルでf5キーは「ジャンプ」機能のウィンドウが立ち上がるショートカット・キーです。しかし、f5を押しても更新になってしまい、ジャンプのウィンドウが表示されないことがあります。
また、ブラウザなどではf5は「更新」のショートカット・キーです。しかし、エクセルではジャンプ機能に割り振られているため、更新しようとしてf5を押すとジャンプのウィンドウが出て戸惑うことがあります。
そこで、本記事ではf5で立ち上がるジャンプ機能の使い方、使えないときの原因や解決方法、エクセルで更新をしたいときのショートカット・キーについて解説します。
エクセルのf5の使い方と使えない(更新などになる)原因と対策
エクセルではf5は「ジャンプ」のショートカットが割り振られています。
f5(ジャンプ)の使い方
「ジャンプ」は好きなセルへと簡単に移動する機能で、たとえば、「参照先」に「U15」といったセルの参照を入力し、「OK」ボタンを押すと、そのセルへと移動します。
「ジャンプ」は大きなファイルを扱う場合に便利です。
また、「ジャンプ」で移動したセルは「移動先」に履歴が残るため、その項目をクリックすれば「参照先」の入力を省略できます。
f5のジャンプで特定の属性のセルのみ選択も可能
他にも「ジャンプ」の「セル選択」には特定の属性を持つセルを選択する機能もあります。
たとえば、以下のような表の数式で計算されている「税込み」の部分を選択したい場合を考えます。
「セル選択」画面で「数式」を選択し、「OK」ボタンを押します。
すると、数式を使用しているセルだけが選択されました。
f5が使えない原因と対策
f5を押しても「ジャンプ」ウィンドウが立ち上がらない場合には、複数の原因が考えられます。
1つずつ確認していきましょう。
Fnキーの設定の問題(ロック解除など)
ファンクションキーに「更新」や「巻き戻し」などの機能が割り振られている可能性があります。
多くの小型のキーボードやノートパソコンでは、ファンクションキーにメディア機能が割り振り可能です。この場合、本来のf5キーとして使用するには、Fnキーを押しながらf5キーを押します。
Fnキーはキーボードの下側に配置されているのが一般的です。
また、Fnキーがロックできるキーボードもあります。
どこかのキーに「Lock」または鍵のマークが印字されていたら、ロックキーとFnキーを同時押しすれば、Fnキーを押した状態にロックできます。解除もロックキーとFnキーを同時押しです。
ただし、キーボードによって仕様が少し異なることがあるので、わからない部分があればマニュアルや公式サイトの情報を参照しましょう。
更新機能との勘違い
ブラウザやエクスプローラーなどの表示を最新の状態にする「更新」は、f5にショートカット・キーが割り振られています。
そのため、エクセルでも同じだろうと考えて、f5を押すと更新ではなく「ジャンプ」ウィンドウが立ち上がって戸惑うことがあります。
エクセルでは「更新」のショートカット・キーが以下のようにf5とほかのキーの組み合わせに割り振られています。外部データを読み込むエクセルファイルをよく使う人はおぼえておくと良いでしょう。
ショートカット・キー | 機能 |
Alt + F5 | 選択したセルを更新 |
Ctrl + Alt + F5 | ブック全体を更新 |
また、「データ」リボンの「すべて更新」からもブック全体を更新できます。
物理的な破損やソフトの干渉
ほかのアプリでもf5キーが全く使えないのであれば、物理的に壊れていて使えないか、何らかのソフトが干渉している可能性があります。
その場合は、コントロールキーと「G」キーの同時押し(Ctrl + G)でも「ジャンプ」のウィンドウが立ち上げられます。「G」は「Go to(~へ行く)」の頭文字だとおぼえておくと良いでしょう。
また、「ホーム」リボンの「検索と選択」からも、「ジャンプ」が選択可能です。
まとめ エクセルのf5が使えない原因(更新等)と対策
エクセルのジャンプや更新が使えるf5キーは便利なショートカットです。しかし、キーボードの設定などによって使えないことがあります。
本記事を参考にすれば、その場合でもジャンプや更新がスムーズに行え、業務の効率化ができるでしょう。
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