エクセルのf2キーはセルの編集のショートカットキーに割り振られています。
セルの編集はダブルクリックでも可能ですが、キーボードとマウスの持ち替えを頻繁に行うのが負担になります。
そのため、たびたびf2キーを使う人も多いでしょう。
しかし、f2キーを押してもパソコンの音量や明るさが変わってしまうことがあります。本記事では、そんなf2キーを押しても編集できない場合の原因と対処法についてご紹介します。
エクセルでf2が使えない原因と設定方法1【音量や明るさ:編集できないなど】
エクセルでf2キーを押しても、編集できずにパソコンの音量や明るさが変わってしまうことがあります。
これは、一部のキーボードやノートパソコンでは、ファンクションキーに音量や明るさ、メディアの再生や早送りといった機能が割り振られているためです。
本来のファンクションキーの機能を使うには、Fnキーを押しながら該当するキーを押します。
Fnキーはキーボードの下側、スペースバーと同じ横並びに位置することがほとんどです。ただし、キーボードによって配置は変わります。
また、キーボードによっては、Fnキーを押した状態をロックすることも可能です。ロック機能がある場合は、どこかのキーに「Lock」または鍵のマークが印字されています。
通常はエスケープキーかシフトキーがロックキーになっていることが多いですが、これもキーボードによって異なります。
ロックキーとFnキーを同時押しすれば、Fnキーをずっと押した状態にでき、同様にして解除も可能です。また、キーボードによってはランプが点灯してロック状態を知らせてくれる場合もあります。
こういった拡張機能はキーボードによって異なります。詳細はメーカーのホームページなどでマニュアルを確認するのが確実です。
エクセルでf2が使えない原因と設定方法2【セルを直接編集する】
設定で「セルを直接編集する」が有効になっていないと、f2を押してもセルに直接カーソルを入れられず、上部の数式バーで編集する状態になります。
設定を変更するには、まず「ファイル」メニューの「オプション」を選びます。
「詳細設定」の「編集オプション」の項目にある「セルを直接編集する」にチェックを入れます。
これでf2を押してセルを直接編集できます。
エクセルでf2が効かない時の代わりの方法
f2キーが物理的に壊れている、またはf2が使えない原因が不明の場合は、マクロで一時的に別のキーでf2を代用することもできます。
マクロを使うなら「開発」リボンを表示しておくと便利です。表示されていない場合は、ファイルの「オプション」をクリックします。
メニューから「リボンのユーザー設定」を選択し、「開発」にチェックを入れるとリボンが表示されます。
「開発」リボンの「マクロ」をクリックします。
マクロ名を入力します。ここではマクロ名を「other_f2」としています。
「作成」ボタンを押すとVBAエディターが開くので、次のように入力します。
Sub other_f2()
SendKeys (“{F2}”)
End Sub
入力したら再び「開発」リボンの「マクロ」をクリックし、先ほどのマクロを選択した状態で「編集」ボタンを押し、ショートカットキーを設定します。ここではコントロールキーと「E」キーの同時押しを設定しています。
これで「OK」を押せば、コントロールキーと「E」キーの同時押しでセルが編集できます。
まとめ エクセルでf2が使えない原因と設定・代わりの方法
f2キーのショートカットは編集を効率化するのに役立つショートカットキーです。
しかし、キーボードの設定などによっては使えないことがあります。そのときでも、本記事でご紹介した方法を用いれば、f2キーを有効にしたり、ほかの方法で編集できたりするようになります。
ぜひ参考にして業務の効率化を実現してください。
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