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【Excel】エクセルで2列の一致で抽出(重複・A列とB列の比較・照合で)する方法

Excelのスキルアップ
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この記事では【Excel】エクセルで2列の一致で抽出(重複・A列とB列の比較・照合で)方法について解説していきます。

ポイントは、

・IF関数とCOUNTIF関数で2列の一致を判定して抽出

・条件付き書式で2列の一致箇所を視覚的に表示

・FILTER関数で2列が一致するデータを自動抽出

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

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エクセルで2列が一致したら抽出する方法1【IF関数とCOUNTIF関数で照合】

エクセルで2つの列を比較して一致するデータを抽出する最も基本的な方法が、IF関数とCOUNTIF関数を組み合わせることです。

COUNTIF関数で一方の列にもう一方の列の値が存在するかを確認し、IF関数で一致した場合にそのデータを表示できます

例えば、以下のようなデータがあるとします。

A列とB列の両方に存在する商品(重複している値)を抽出したい場合、この方法を使えば簡単に実現できるでしょう。

 

解決方法

具体的な手順を見ていきましょう。

まず、A列の値がB列にも存在するかを判定する数式を作成します。

C2セルに以下の数式を入力します。

=IF(COUNTIF($B$2:$B$7,A2)>0,A2,””)

 

この数式は、A2セルの値がB2:B7の範囲に存在すれば(カウントが1以上なら)A2の値を表示し、存在しなければ空白を表示します。

COUNTIF関数の範囲を絶対参照($マーク)で固定することで、数式をコピーしても正しく動作するわけです。

数式を下方向(C3からC7)にコピーすると、A列とB列の両方に存在する値だけが表示されます。

結果として「アボカド」「サーモン」「キヌア」「チアシード」「ケール」が抽出されます。

同様に、B列の値がA列にも存在するかを確認する場合は、D2セルに以下の数式を入力します。

=IF(COUNTIF($A$2:$A$7,B2)>0,B2,””)

 

これで両方向から重複チェックができるでしょう。

【操作のポイント:COUNTIF関数で一方の列に値が存在するかをカウントし、IF関数で1以上なら表示することで、2列の一致データを抽出できます】

 

同じ行で2列が一致している場合を抽出

A列とB列の同じ行同士を比較して、一致している行だけを抽出したい場合は、より単純な数式で対応できます。

=IF(A2=B2,A2,””)

この数式は、A2とB2が一致していればその値を表示し、一致していなければ空白を表示します。

上記のデータ例では、5行目の「チアシード」だけが抽出されます。

また、一致していない行だけを抽出したい場合は、条件を反転させます。

=IF(A2<>B2,A2,””)

「<>」は「等しくない」を意味するため、一致しない値だけが表示されるわけです。

 

エクセルで2列の一致箇所を色付けする方法2【条件付き書式で視覚的に表示】

2列を比較して一致する箇所を視覚的に分かりやすく表示したい場合もあるでしょう。

そんな時に役立つのが、条件付き書式を使った2列の照合と色付けです。

条件付き書式を使えば、一致するセルに自動的に色を付けて、重複や一致箇所を瞬時に確認できます。

例えば、以下のようなデータで一致箇所を強調表示したい場合を考えてみましょう。

注文リスト(A列)の商品が在庫リスト(B列)にも存在する場合に色を付けたい場合に最適です。

 

解決方法

「ホーム」タブをクリックして、色付けしたい範囲(例としてA2:A6)を選択します。

「スタイル」グループの「条件付き書式」ボタンをクリックし、「新しいルール」を選択します。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。

数式の入力欄に以下の数式を入力します。

=COUNTIF($B$2:$B$6,A2)>0

 

この数式は、A2セルの値がB2:B6の範囲に存在するかを確認します。

「書式」ボタンをクリックして、「塗りつぶし」タブで色(例として緑色)を選択し、「OK」をクリックします。

条件付き書式のダイアログで「OK」をクリックすると、B列にも存在する商品が自動的に色付けされるわけです。

結果として「アボカド」「サーモン」「キヌア」が緑色で表示されます。

同様に、B列にも条件付き書式を設定すれば、両方の列で一致箇所が色付けされます。

【操作のポイント:条件付き書式でCOUNTIF関数を使い、もう一方の列に値が存在するかを判定することで、2列の一致箇所を自動的に色付けできます】

 

同じ行で一致している場合に色付け

同じ行のA列とB列が一致している場合に色を付けたい場合は、より単純な数式を使用します。

A2:B6の範囲を選択し、以下の数式を入力します。

=A2=B2

この数式は、同じ行のA列とB列が一致していれば色を付けます。

注意点として、範囲全体(A2:B6)を選択している場合は、数式の先頭セル(A2)を基準に記述します。

また、一致していない行に色を付けたい場合は、条件を反転させます。

=A2<>B2

これで一致しない行だけが色付けされます。

エクセルでFILTER関数を使って2列が一致するデータを抽出する方法3【動的な重複抽出】

Excel 365やExcel 2021を使っている場合は、FILTER関数を使った2列の一致抽出が非常に便利です。

FILTER関数とCOUNTIF関数を組み合わせることで、2列を比較して一致するデータだけを自動的に抽出し、元データの更新にも自動対応します。

例えば、以下のようなデータがあるとします。

A列とB列の両方に存在する値を自動的に抽出したい場合を考えてみましょう。

解決方法

「ホーム」タブをクリックして、抽出結果を表示したい場所(例としてD2セル)に移動します。

D2セルに以下の数式を入力します。

=FILTER(A2:A8,COUNTIF(B2:B8,A2:A8)>0,”一致なし”)

この数式は、A2:A8の各値がB2:B8の範囲に存在するかをCOUNTIF関数で確認し、存在する値だけをFILTER関数で抽出します。

FILTER関数の構文は「=FILTER(配列,条件,[空の場合])」となっており、条件に一致する値だけが自動的に表示されるわけです。

Enterキーを押すと、A列とB列の両方に存在する値が自動的に抽出され、縦に並んで表示されます。

結果として「アボカド」「サーモン」「キヌア」「チアシード」「ケール」「スピルリナ」が表示されます。

元データを変更すると、抽出結果も自動的に更新されるため、常に最新の一致データを確認できるでしょう。

【操作のポイント:FILTER関数の条件部分にCOUNTIF関数を使い、もう一方の列に値が存在するかを判定することで、2列の一致データを自動抽出できます】

 

重複を除いて一意の一致データを抽出

抽出結果に重複がある場合、UNIQUE関数と組み合わせることで一意の値だけを表示できます。

=UNIQUE(FILTER(A2:A8,COUNTIF(B2:B8,A2:A8)>0,”一致なし”))

この数式は、FILTER関数で抽出した結果からUNIQUE関数で重複を削除し、一意の値だけを表示します。

また、A列とB列の値を結合したリストから一致データを抽出することも可能です。

=FILTER(VSTACK(A2:A8,B2:B8),COUNTIF(A2:A8,VSTACK(A2:A8,B2:B8))>0,”一致なし”)

VSTACK関数でA列とB列を縦に結合し、両方の列に存在する値を抽出する高度な技法です。

同じ行で一致している場合だけを抽出したい場合は、条件を変更します。

=FILTER(A2:A8,A2:A8=B2:B8,”同じ行で一致なし”)

この数式は、A列とB列の同じ行同士を比較し、一致している値だけを抽出します。

上記のデータ例では「チアシード」と「スピルリナ」だけが抽出されるでしょう。

 

まとめ エクセルで2列の一致で抽出(重複・A列とB列の比較・照合)方法

エクセルで2列の一致で抽出する方法をまとめると、IF関数とCOUNTIF関数を組み合わせれば一方の列にもう一方の列の値が存在するかを判定して抽出でき、条件付き書式を使えば2列の一致箇所を視覚的に色付けして確認できます。

また、FILTER関数とCOUNTIF関数を組み合わせれば2列の一致データを自動的に抽出して元データの更新にも自動対応でき、UNIQUE関数と組み合わせることで重複を除いた一意の一致データを取得できます。

これらの方法を状況に応じて使い分けていけば、ほとんどのケースで2列の比較・照合問題を解決できるでしょう。

特にシンプルな一致判定にはIF関数とCOUNTIF関数の組み合わせが最も理解しやすいため、まずこの方法をマスターすることをおすすめします。

ただし、視覚的な確認が必要な場合は条件付き書式が効果的で、動的な抽出結果が必要な場合はFILTER関数が最適なため、目的に応じて適切な方法を選択することも大切かもしれません。

エクセルの列比較・照合機能を正しく理解して、効率的なデータ分析を実現していきましょう!

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