この記事では、エクセルで条件が合えば表示(特定条件が一致したら:範囲内:文字を含む:数字が入っていればなど)する方法について解説していきます。
具体的には、以下の点について説明しています。
・エクセルで条件が合った時に表示するためにはIF関数を使用
・条件を~以上~以下にしたい場合はAND関数を使用
・条件をセル内に特定の文字が含まれるかどうかにしたい場合はCOUNTIF関数を使用
・条件をセル内の値が数字であるかしたい場合はISNUMBER関数を使用
それではさっそく見ていきましょう!
エクセルで条件が合えば表示する方法
エクセルで条件が合えば表示する方法ではIF関数を使用します。
論理式の部分で、どんな条件にするかを表現しますので、実際のサンプルを用いて、それぞれについて解説していきましょう。
エクセルで条件が合えば表示(~以上~以下の数値範囲内にあるか)する方法
条件を~以上~以下にしたい場合はAND関数を使用します。
この関数はAND関数の中身の論理式がすべて正しい場合に真を返します。
これを利用して「~以上」かつ「~以下」条件を表現します。
実際のサンプルをみてみましょう。
物件の家賃がかかれた表です。予算として60,000円以内の物件を探したいですが、あまり安すぎても嫌なので30,000円以上という条件にしています。
右の列に条件「30,000円以上~60,000円以下」を満たすのであれば〇を表示させて、満たさないのであれば空白にする関数を入力したいと思います。
以下のようにIF関数とAND関数を組み合わせて入力します。
AND(C3>=30000,C3<=60000)
AND関数の部分はC3のセルの値(物件Aの家賃)が30,000円~60,000円であればTRUEを返します。
したがってIF関数と組み合わせてTRUEの場合は“〇”が表示されるようになります。
エクセルで条件が合えば表示(セル内に文字を含む)する方法
条件をセル内に特定の文字が含まれるかどうかにしたい場合は、COUNTIF関数を利用します。
具体的に範囲と検索条件を当てはめてCOUNTIF関数について解説をします。
=COUNTIF(A1,”A”)
このように入力されている場合は、セルA1に「A」が入力されている場合にTRUEを返します。Aが入力されていない場合はFALSEを返します。
たとえばA1に入力されている文字が「A社」であった場合も「A」ではないのでFLASEが返されることに注意が必要です。
もし対象のセルに対する条件を「A」とひとつのパターンだけに指定するのではなく「Aが含まれる文字」という風に幅を持たせたい場合についても解説をします。
「Aが含まれる文字」のときTRUEを返すにはワイルドカードを使用します。
=COUNTIF(A1,”*A*”)
このようにワイルドカード「*」を使用するとAを含む文字列という表現ができます。
「*」を前後に挟んでいれましたが、もし「先頭にAが含まれる文字列」としたい場合は「”A*”」と後ろだけに*を入力すればOKです。
それではサンプルを見てみましょう。
セルE3には上のような式を入力してあります。
COUNTIF関数の部分で「Aが含まれる文字列」であればTRUEを返しますから、IF関数と組み合わせて、全体としてはセルD3にAが含まれれば〇、含まれなければ空白になります。
エクセルで条件が合えば表示(セル内に数字を含む)する方法
条件をセル内の値が数字であるかしたい場合は、ISNUMBER関数を利用します。
ISNUMBER関数はテストの対象に選択したセルの値などが数字であればTRUEを返す関数です。
数字であれば〇、そうでなければ空白にしたい場合は先の例で紹介してきたのと同じように入力すればよいです。
ただし、セルB6には注意が必要です。
セルは「漢字123」と数字を含みますがISNUMBER関数ではFALSEと認定されるので、「数字を含む場合」という条件を表しているわけではありません。
そこで、もし「数字を含む場合」という条件を表したい場合は、以下のような関数にしましょう。
まとめ エクセルで条件が合えば表示(特定条件が一致したら:範囲内:文字を含む:数字が入っていればなど)する方法
この記事ではエクセルで条件が合えば表示(特定条件が一致したら:範囲内:文字を含む:数字が入っていればなど)する方法について解説しました。
条件によって処理を変えたい際は、今記事で紹介した内容を参考にしてみましょう。
困った際は上記で紹介した方法をためしてみてくださいね。
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