本記事では、初心者でも簡単にできる「datファイルの開き方とエクセル形式への変換方法」を紹介します。
・方法2 メモ帳でUTF-8に変換
・方法3 テキストファイルウィザード
それでは確認していきましょう。
datファイルとは?エクセルで開くと文字化けする理由
「.datファイル」は、主にテキスト形式で保存されたデータファイルです。
中身はCSV形式に近い構造になっていることが多く、エクセルで開いて表形式で扱いたい場面もあります。
しかし、エクセルで直接開くと「文字化け」してしまうことがあります。
これは、ファイルの文字コード(エンコード方式)がエクセルの読み込み設定と一致していないためです。
エクセルでのdatファイルの開き方とエクセルファイルへの変換・保存方法1【文字化け対策・エクセルの「データ」タブからインポートする方法】
下記がサンプルデータになります。

読み込みたいdatファイルの文字コード確認方法
下記のdatファイルを開きます。

開く際に下記のように開くアプリを聞かれるのでメモ帳で開いてください。

開くと下記のようになります。
赤枠の部分で文字コードを確認できます。

今回は『UTF-8』になっています。
エクセルに取り込むときは『UTF-8』になっていれば文字化けしません。
文字コードが、『UTF-8』ではなかった場合(『Shift-JIS』や『ANSI』等)
名前を付けて保存し文字コードを変えて保存することができます。

datファイルの準備ができたのでエクセルに取り込んでいきます。
エクセルを起動し、『データ』タブ →『テキスト/CSVから』を選択
『データ』タブを選択して『データの取得』→『ファイルから』→『テキストまたはCSVから』を選択します。

取り込みたいdatファイルを選択してインポート

ファイルの種類を『すべてのファイル(“.”)』に変更
初期の状態だとdatファイルが表示されません。
表示させるために下の図の場所を「すべてのファイル」に変更してください。

「インポート」を押す

区切り記号を選択

区切り記号は取り込むdatファイルの内容で項目の区切りに使用されているものを選択します。
選択は下記の内容があります。

今回は「コンマ(,)」を選択します。
読み込みをする

これで読み込み完了です。
読み込んだファイル名と同じ名前のタブに読み込んだものが表示されます。

エクセルでのdatファイルの開き方とエクセルファイルへの変換・保存方法2【メモ帳で文字コードをUTF-8にしてからエクセルで開く】
下記がサンプルデータです。

先ほどと違い読み込むdatファイルの中身が限定される取り込み方になります。
今回の方法は文字の区切りはカンマであることが必須になります。
それでは手順をお教えします。
datファイルをメモ帳で開く
datファイルを右クリックし『プログラムから開く』→『メモ帳』を選択します。

『プログラムから開く』が右クリックの項目になかったら・・・
『プログラムから開く』が一覧にないときは下記の方法を試してください。
『その他のオプション』を選択すると選択肢に『プログラムから開く』が出てきます。

開いたファイルを『名前を付けて保存』でCSVに変更して保存
『ファイル』→『名前を付けて保存』

ファイル名を「名簿.dat」から「名簿.csv」に変更します。

エンコードを『UTF-8(BOM付き)』にして保存する。

作成した『名簿.csv』を開く
下記のような表になっていれば成功です。

『名前を付けて保存』でエクセル形式にして保存
『ファイル』→『名前を付けて保存』を選択します。

ファイルの種類を『エクセルブック(.xlsx)』を選択して保存します。

これでエクセルを開くことができるようになります。
3つ目の方法は開く際に細かい設定をしたい方に向けた方法になります。
エクセルでのdatファイルの開き方とエクセルファイルへの変換・保存方法3【エクセルの「テキストファイルウィザード」を使う『細かく設定したい方向け』】
エクセルを起動 →「ファイル」→「開く」→「参照」からdatファイルを選択します。

テキストファイルウィザードが立ち上がります。

細かく設定
文字コードを『65001: Unicode(UTF-8)』を選択し次へ

区切り文字を『コンマ』に設定する。

データの形式を『標準』に設定する。

完了するとエクセルでdatファイルを開くことができます。
まとめ エクセルのdatファイルの文字化け対策・変換や開く方法
datファイルは直接開くと文字化けすることがあります。
拡張子の変更やエクセルの取り込み機能、メモ帳経由での保存など、いくつかの方法で回避できます。
初心者でも安心して試せる手順を紹介しましたので、ぜひ活用してみてください。


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