通常段落の設定は「セルの書式設定」で行ったり、境界を広げたりして行います。その操作をできない場合があります。また、同じ幅の行、列にしたいこともあるものです。
そのような、場合の原因と対策をご紹介します。
シートが保護されているため段落設定ができない
行の幅が最大値を超えているため行を広げられない
行または列を行の高さ、列の幅を設定して統一する
エクセルの段落設定が出てこない原因と対策1
結論としてエクセルでは、セルには「段落設定」が出てきません。
ただ、疑似的に段落設定を以下の方法で行います。
擬似的な段落の設定が行えるのは、「セルの書式設定」です。
セルを選択して右クリック→「セルの書式設定」をクリックすると「セルの書式設定」のダイアログがひらくので、「配置」→「横位置」のリストボックスをクリックすると横位置の配置設定の候補がでてきます。
この、選択やインデントで段落設定が行えます。
同じように縦位置についても設定できます。
また、行や列の幅を変更するだけなら行や列の境界にカーソルをもっていき「拡張マーク」が出たところでドラッグしてマウス操作で広げられますし、行を選択し「右クリック」→「行の高さ」をクリックします。
「行の高さ」ダイアログがひらくので、行の高さをいれて[OK]をクリックすると変更できます。
列の幅についても同じようにできます。
なお、シートが保護されると「セルの書式設定」や行、列の幅の変更が選択できなくなったり、境界の幅を広げるマークが出なくなったりして段落設定ができなくなります。
対策は「校閲」→「シートの保護の解除」をクリックしてシートの保護を解除します。