エクセルはデータ解析・管理を行うツールとして非常に機能が高く、上手く使いこなせると業務を大幅に効率化できるため、その扱いに慣れておくといいです。
ただ機能が充実しているあまり初心者にとっては処理方法がよくわからないことも多いといえます。
例えばエクセルにて「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」とするにはどう処理すればいいのか理解していますか。
ここではエクセルにて「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」とする方法について解説していきます。
↓↓ なお、IF関数を複数条件で使用する方法としてANDだけでなくOR条件などで処理する方法も、以下の動画で解説のため、併せてチェックしてみてください♪ ↓↓
【Excel】エクセルにて「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」とする方法【if関数にて複数条件を5つで処理】
それでは以下のサンプルデータを用いてエクセルにて「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」とする方法について確認していきます。
「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」という評価の変換を行う際には、IF関数を複数(5つ)組み合わせて処理するといいです。
IF関数とは条件に合った場合や、合わない場合に応じた任意の結果を返す関数であり、基本的には
と入力していきます。
ただ今回は5つという複数の条件での指定を行う必要があるためIF関数を入れ込構造にして処理しましょう。この時上のようにIF関数を使用し、偽の場合の条件にさらにIF関数を入れていくイメージですね。
結論としましては、=IF(A2>=90,”a”,IF(A2>=80,”b”,IF(A2>=70,”c”,IF(A2>=60,”d”,IF(A2<60,”e”,””)))))と出力させたいセルに入れるといいです。
この数式の意味について確認していきます。
IF関数の複数条件として5つとなると理解が難しいため、まずは2つの場合を簡単に説明します。
例えば「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」と処理したいのであれば=IF(A2>=90,”a”,IF(A2>=80,”b”,””)と入れるといいのです。
IF関数内の最初の
・A2>=90:90点以上かどうか
・”a”:90点以上ならばaと表示する
・IF(A2>=80,”b”,””):90点以上でないのならば再度IF関数で処理する
といった具合です。
これを繰り返し、「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」と5つの複数条件を適用すると上述のような長い式になるわけです。
なお90点以上ならばaなどの「a」には” “ でくくることを忘れないように注意しましょう。これをしないと処理できなくなります。
ENTERにて計算を確定させると、90点ならばaと出力する処理ができました、
あとはこのセルを元にして、オートフィル機能(セルの右下にカーソルを合わせると出る十字をダブルクリック)によって一括で処理していきます。
このようにして「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」と処理できるのです。
なお、点数だけでなくでも、5つとおった複数の条件のIF関数を組み合わせて使用する機会は意外と多いので、覚えておくといいです
まとめ 【IF関数の複数条件5つ】エクセルにて「60点以上70点未満はd」80点以上90点未満はb」「90点以上はa」「「70点以上80点未満はc」とする方法
ここでは、エクセルにて「90点以上はa」「80点以上90点未満はb」「70点以上80点未満はc」「60点以上70点未満はd」「60点未満はe」」ついて確認しました。
基本的にはIF関数を入れ込構造にして処理するといいです。
エクセルでのさまざまな処理に慣れ毎日の生活に役立てていきましょう。
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