この記事では、エクセルの関数で1ヶ月足す(1ヶ月後の日付同日:月末や月初も:関数など)方法について解説していきます。
ポイントは、
・各日付系関数の組み合わせ(YEAR、MONTH、DAY関数など)
・EOMONTH関数(月末の場合)
などですね。
それでは詳しく見ていきましょう!
エクセルで日付に1ヶ月足す(同日)方法【EDATE関数の使用】
エクセルで日付に1か月足すには、EDATE関数を使います。
=EDATE(開始日,月)
開始日から起算して、指定した月だけ前あるいは後の日付に対応するシリアル値を計算します。
A2セルに基準日が入力されており、B2セルに基準日から1か月後の日付を表示させたいとします。この場合、B2セルに以下数式を入力します。
今回は参照元の日付の1か月後の日付を出したいので、開始日はA2セル、月は1と設定します。
1か月後の日付が表示されました。
注意点
注意点として、エクセルに日付を入力したとき、5桁の数字(シリアル値)になってしまうことがあります。
これはセルの書式設定が、「標準」や「数値」になっているためです。この場合、セルの書式を日付形式に変換しましょう。
エクセルで日付に1ヶ月足す(同日)方法【DATE関数とYEAR関数・MONTH関数・DAY関数を組みあわせ】
エクセルで日付に1か月足す方法は上記のほかに、DATE関数とYEAR関数・MONTH関数・DAY関数を組みあわせる方法があります。
=DATE(年,月,日)
Excelの日付/時刻コードで指定した日付を表す数値を返します。
=YEAR(シリアル値)
年を1900~9999の範囲の整数で返します。
=MONTH(シリアル値)
月を1(1月)~12(12月)の範囲の整数で返します。
=DAY(シリアル値)
シリアル値に対応する日を1から31までの整数で返します。
A2セルに基準日が入力されており、B2セルに基準日から1か月後の値を表示させたいとします。
この場合、B2セルに以下数式を入力します。
今回は参照元の日付に月数を足したいので、MONTH(参照元セル)+1と設定します。
1か月後の日付が表示されました。
EDATE関数のほうが一度に求められて便利ですが、こちらの方法はアレンジがしやすいのが利点です。
1年後の日付などにも対応可能
例えば、参照元日付の1年後の日付を出したい場合は、YEAR(参照元セル)+1と設定します。
1年後の日付が表示されました。
エクセルで日付に1ヶ月後の月末・月初【EOMONTH関数】
エクセルで日付に1か月後の月末の日付を出すには、EOMONTH関数を使います。
=EOMONTH(開始日,月)
開始日から起算して、指定した月だけ前あるいは後の月の最終日に対応するシリアル値を計算します。
A2セルに基準日が入力されており、B2セルに基準日から1か月後の最終日の値を表示させたいとします。この場合、B2セルに以下数式を入力します。
今回は参照元の日付の1か月後の月末日を出したいので、開始日はA2セル、月は1と設定します。
1か月後の最終日が表示されました。
1か月後の月初を出す場合
エクセルで日付に1か月後の月初の日付を出すには、先ほどご紹介したDATE関数・YEAR関数・MONTH関数を使います。
A2セルに基準日が入力されており、B2セルに基準日から1か月後の月初めの日を求めたいとします。
この場合、B2セルに以下数式を入力します。
今回は参照元の日付に月数を足したいので、MONTH(参照元セル)+1と設定します。
また月初めの日を求めたいので、日を1と設定します。
1か月後の月初めの日が表示されました。
まとめ エクセルの関数で1ヶ月足す(1ヶ月後の日付同日:月末や月初も:関数など)方法
この記事では、エクセルの関数で1ヶ月足す(1ヶ月後の日付同日:月末や月初も:関数など)方法を紹介しました。
ぜひ、ご自身の業務でも活用してみてください。
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