ワードで文章を入力していると、勝手にインデントが変わったり、行頭にハイフンを打っただけで箇条書きの記号に変換されてしまったりすることがあります。
また「—」と入力してEnterキーを押しただけで、意図せず罫線が引かれてしまい、削除しようとしても消えずに困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
これらはすべてワードの入力オートフォーマットという機能が原因です。
この記事ではワード オートフォーマット 解除する方法(自動書式・箇条書き・番号・罫線を無効化する手順)について、実際の画面をもとに詳しく解説していきます。
・入力オートフォーマットの基本設定をオフにする方法
・箇条書きと段落番号の自動変換を止める方法
・罫線の自動作成を無効にする方法
・ハイパーリンクやインデントなど、そのほかの自動書式を止める方法
それでは順番に見ていきましょう。
- ワードのオートフォーマットを解除する方法1【入力オートフォーマットの基本設定を開く】
- ワードのオートフォーマットを解除する方法2【箇条書き・段落番号の自動適用を無効にする】
- ワードのオートフォーマットを解除する方法3【罫線の自動作成を無効にする】
- ワードのオートフォーマットを解除する方法4【ハイパーリンクやインデントなど、そのほかの自動書式を無効にする】
- ワードのオートフォーマットを解除する方法5【入力直後にオートフォーマットだけを元に戻す】
- ワードのオートフォーマットを解除する方法6【すべての設定を初期状態に戻したい場合】
- まとめ ワードでオートフォーマットの解除(できない時・異常・コレクトのオフ・箇条書き・番号・罫線)
ワードのオートフォーマットを解除する方法1【入力オートフォーマットの基本設定を開く】
まず最初に、すべての自動書式設定が集約されている画面の開き方を確認しておきましょう。
ワードの左上にある「ファイル」タブをクリックします。
表示されたメニューの中から「オプション」を選択してください。

オプション画面が開いたら、左側のメニューから「文章校正」をクリックします。
右側に表示される項目の中に「オートコレクトのオプション」というボタンがあるので、これをクリックしてください。
新しいウィンドウが開くので、上部にあるタブの中から「入力オートフォーマット」を選びます。
ここに、箇条書き・段落番号・罫線・ハイパーリンクなど、あらゆる自動書式のオンオフを切り替えるチェックボックスがまとまっています。
【ポイント】自動書式の設定は「ファイル」→「オプション」→「文章校正」→「オートコレクトのオプション」→「入力オートフォーマット」タブにすべて集約されています。
ワードのオートフォーマットを解除する方法2【箇条書き・段落番号の自動適用を無効にする】
行頭に「・」や「-」を入力してEnterキーを押すと、自動的に箇条書きの記号がついてしまうことがあります。
これは「箇条書き(自動)」という設定が有効になっているために起こる現象です。
同様に、行頭に「1.」や「①」と入力すると、次の行にも自動的に連番が振られてしまう現象も見られます。
こちらは「段落番号(自動)」という設定によるものです。
箇条書きの自動変換を止める手順
先ほど開いた「入力オートフォーマット」タブの中にある「入力時に自動で行う処理」という項目を確認してください。
この一覧の中に「箇条書き(自動)」という項目があります。

このチェックを外すことで、行頭記号による箇条書きの自動変換が止まります。
段落番号の自動変換を止める手順
続いて、同じ一覧の中にある「段落番号(自動)」のチェックも外しておきましょう。
この設定をオフにすると、数字やアルファベットを入力しても、次の行に自動で連番が振られなくなります。
手動で番号を管理したい方や、既存の文書のレイアウトを崩したくない方には、こちらの設定変更が特におすすめです。
最後に「OK」ボタンを2回クリックして、設定画面を閉じてください。
【ポイント】「箇条書き(自動)」と「段落番号(自動)」のチェックを外すことで、行頭記号や数字による自動変換をまとめて止めることができます。
ワードのオートフォーマットを解除する方法3【罫線の自動作成を無効にする】
「-」や「=」を3つ以上連続して入力し、Enterキーを押すと、その行が罫線に変換されてしまう現象に悩まされたことはないでしょうか。
これは「罫線(自動)」という設定が原因です。
この罫線は通常のDeleteキーやBackspaceキーでは削除できず、行全体を選択して削除するか、直後にCtrl+Zで元に戻す必要があります。
資料作成中にこの現象が起きると、地味にストレスがたまるものです。
罫線の自動作成を止める手順
方法1で開いた「入力オートフォーマット」タブを再び表示してください。
「入力時に自動で行う処理」の一覧の中にある「罫線(自動)」のチェックを外します。

これで「—」やEnterによる罫線の自動挿入がなくなり、意図した通りにハイフンを入力できるようになります。
すでに罫線が引かれてしまった文書については、罫線部分をクリックしてカーソルを合わせ、Backspaceキーで削除するか、罫線の行全体を選択してDeleteキーを押すことで消せます。
【ポイント】「罫線(自動)」のチェックを外しておくことで、ハイフンや記号の連続入力による意図しない罫線の挿入を防げます。
ワードのオートフォーマットを解除する方法4【ハイパーリンクやインデントなど、そのほかの自動書式を無効にする】
ワードのオートフォーマットには、箇条書き・段落番号・罫線以外にも、さまざまな自動変換機能が用意されています。
代表的なものとして、URLやメールアドレスを入力した際に自動でハイパーリンクへ変換される機能があります。
社内資料などでハイパーリンクの色付けやアンダーラインが不要な場合、この機能が煩わしく感じられることもあるでしょう。
そのほかにも「インデントの自動調整」「かぎ括弧の自動修正」「西暦(月/日)の自動変換」といった項目が並んでいます。
自動書式の一覧から不要な項目を外す
「入力オートフォーマット」タブの中には「入力時に自動で行う処理」だけでなく「文書の書式を自動的に設定する項目」という一覧も存在します。
この中から不要な項目のチェックを個別に外していきましょう。

すべてチェックを外してしまうと必要な機能まで止まってしまうため、実際に困っている項目だけを個別にオフにするのがおすすめです。
設定変更後は「OK」を押して、実際に文章を入力しながら挙動を確認してみましょう。
【ポイント】ハイパーリンク化やインデント調整などの自動書式は個別にオンオフできるため、必要な機能だけを残す設定がおすすめです。
ワードのオートフォーマットを解除する方法5【入力直後にオートフォーマットだけを元に戻す】
設定変更を行う前に、すでに入力してしまった自動書式だけをその場で取り消したいという場面もあるかもしれません。
そのような場合は、オートフォーマットが適用された直後にCtrl+Zキーを押してください。
ワードでは、通常の入力の取り消しとは別に、オートフォーマットの適用だけを取り消す機能が用意されています。
1回目のCtrl+Zで自動書式だけが解除され、文字の入力自体は残るようになっています。

オートコレクトのオプションボタンを使う方法
自動変換が行われた直後、変換された文字の近くにカーソルを合わせると、小さな稲妻マークのようなアイコンが表示されることがあります。
これは「オートコレクトのオプション」ボタンと呼ばれるものです。
このボタンをクリックすると「段落番号を元に戻す」や「箇条書きを元に戻す」といった選択肢が表示されます。
ここから「段落番号(自動)の入力オートフォーマットをオフにする」を選ぶと、今後その機能自体が働かなくなります。
設定画面を開かなくても、その場でピンポイントに機能をオフにできる便利な方法です。
【ポイント】自動変換直後であればCtrl+Zキー、または表示される稲妻アイコンから、その場で機能自体をオフに切り替えることができます。
ワードのオートフォーマットを解除する方法6【すべての設定を初期状態に戻したい場合】
細かく設定をいじりすぎて、どこを変更したか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
そのような場合は、いったんすべての自動書式の設定を確認し、必要なものだけを再度有効にする方法が確実です。
「入力オートフォーマット」タブに並んでいる項目は多くありませんので、上から順にひとつずつ見直していくことをおすすめします。
特に業務用のテンプレートを配布する際は、受け取った相手の環境で意図しない自動変換が起きないよう、あらかじめ設定を統一しておくと安心です。
複数人で同じ文書を編集する場合は、全員が同じ設定にしておくと表記のばらつきを防げます。
【ポイント】設定を見直す際は「入力オートフォーマット」タブの項目を上から順に確認し、必要な機能だけを残すようにしましょう。
まとめ ワードでオートフォーマットの解除(できない時・異常・コレクトのオフ・箇条書き・番号・罫線)
ワードのオートフォーマットを解除する方法をまとめると、以下のようになります。
・入力オートフォーマットの基本画面は「ファイル」→「オプション」→「文章校正」→「オートコレクトのオプション」から開く
・箇条書きの自動変換を止めるには「箇条書き(自動)」のチェックを外す
・段落番号の自動変換を止めるには「段落番号(自動)」のチェックを外す
・罫線の自動作成を止めるには「罫線(自動)」のチェックを外す
・ハイパーリンク化やインデント調整など、そのほかの自動書式は個別にオンオフできる
・その場で取り消したい場合はCtrl+Zキー、または稲妻アイコンのオートコレクトのオプションボタンを使う
これらの設定を状況に応じて見直していけば、ほとんどのオートフォーマットに関する悩みは解消できるはずです。
特に「入力オートフォーマット」タブにすべての項目がまとまっている点を覚えておくと、今後同じような不具合が起きたときにもすぐ対応できます。
ただし、すべての自動書式を無効にしてしまうと、本来便利なはずのハイパーリンク化や表の自動調整まで止まってしまいます。
本当に困っている項目だけを個別にオフにするという意識を持っておきましょう。
ワードの自動書式設定を正しく理解して、快適な文書作成環境を整えていきましょう。


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