小さい子供さんがいると、予期せぬ出来事はよく起こります。
その中の一つはクレヨンによるカーペット(絨毯)への落書きです。
きちんとしまっていたのにいつの間にか取り出して書いていたり、紙にお絵描きしていたらと思ったらカーペットに書いていたり。
カーペットのクレヨン汚れを見るとがっかりしてしまいますよね。でも大丈夫です。
クレヨンの構成成分を理解し「その成分と反応しやすい材料」を用いてカーペットを適切に拭いていけばクレヨンの汚れを落とすことは可能です。
ここではカーペットについたクレヨンを落とすための材料を複数紹介し、それぞれの落とし方について詳しく説明していきます。
絨毯(カーペット)にかかれたクレヨンの汚れの落とし方(消し方)その1.雑巾で拭き取る 【落書きを落とす方法】
カーペット(絨毯)についたクレヨンの汚れを消すには、上述の通りクレヨンの成分を理解することが大切です。
結論からいいますと、クレヨンはワックスとオイルと顔料からできています。簡単な言葉でいうと「主に油分でできている」といえます。
クレヨン汚れが落ちにくいのはこの油分がカーペットの生地に染み込んでしまうからなんです。ですのでその油分を落としてやれば、クレヨンの汚れも落ちるのです。
1番簡単な落とし方は、ぬるま湯に浸した雑巾で拭きとることです。
以下のような普通の雑巾で問題ないです。
ゴシゴシ拭くのではなく、軽くたたくようにして汚れを押し出して雑巾に移すような感じで拭き取りましょう。
ちょっとしたカーペットのクレヨンの汚れ(落書き)ならこれで落とせることがあります。
注意点は雑巾を浸すのはぬるま湯(40~50度程度)であることです。
水に雑巾を浸しても、雑巾の温度が低いとクレヨンの油分が溶けないので、汚れは落ちにくいのです。熱湯で濡らした雑巾はやけどの危険がありますし、カーペットの生地を傷めてしまう恐れがあるので、ぬるま湯に浸すのがよいでしょう。
絨毯(カーペット)にかかれたクレヨンの汚れの落とし方(消し方)その2.台所用中性洗剤を使う 【落書きを落とす方法】
台所用中性洗剤もクレヨンの汚れには有効です。こちらも以下のようなどこでも購入できる市販品でいいです。
クレヨンは油分が含まれているので、油汚れを落とす洗剤はクレヨンの落書き(汚れ)落としにも役立ちます。
具体的な手順を以下に示します。
・次に布で汚れの部分をぽんぽんと優しくたたいて汚れを布に移していきます。
・きれいになったらぬるま湯に浸した雑巾で洗剤をふき取ります。
これで汚れ落としの完了です。
注意点ですが、洗剤は必ず中性洗剤を使用してください。アルカリ性の洗剤を使うと生地を傷めてしまう可能性があるからです。
絨毯(カーペット)にかかれたクレヨンの汚れの落とし方(消し方)その3.ベンジンを使う 【落書きを落とす方法】
最後にベンジンを使いカーペット(絨毯)にかかれたクレヨンの汚れを消す方法を紹介します。ベンジンはあまりなじみがない人もいるかもしれませんが、薬局などで購入できます。
ベンジンには油分を溶かす性質があり、油汚れのシミ抜きによく使われます。
クレヨンの汚れにもベンジンは有効です。
具体的な手順は以下の通りです。
・そして汚れたところを軽くたたくようにして汚れを浮かせます。
・浮いてきた汚れは雑巾などで移し取ります。
・移し取る雑巾はこまめに変えてくださいね。
・汚れが取り除けたらぬるま湯に浸した雑巾で仕上げ拭きをします。
注意しないといけない点は、ベンジンの取り扱いです。
ベンジンは石油から作られており、揮発性や可燃性がとても高いです。ベンジンを使って染み抜きするときは、必ず換気をしながらしましょう。
火器厳禁はもちろんのこと、静電気にも気をつけましょう。引火して火事になる可能性もあるためです。
まとめ クレヨンの汚れの落とし方(消し方)は?【絨毯(カーペット)の場合】
子供のクレヨンによるカーペットへの落書きはよくあることです。仕方ないことではありますが、しんどい気持ちになることもあります。
けれども汚れの落とし方を知っていると、子供が汚してしまっても消せるから大丈夫だと思えて気持ちが楽になりますよ。
クレヨン汚れの落とし方をおぼえて子供さんとお絵描きを楽しんでくださいね。
この記事がお役に立てると幸いです。
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