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アカシアとミモザの違いは?ニセアカシアや藤との違い・意味・使い分けは?

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私達が生活している中で似た言葉に出会うことがよくあります。

ただ各々の意味を間違って理解・使用すると人前で恥をかいてしまうこともあり、多くの言葉を知っておく方が何かといいです。

中でもここでは、意味が似ている言葉として「アカシアとミモザの違いは?ニセアカシアや藤との違い・意味・使い分けは?」について解説していきますので、参考にしてみてください。

 

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アカシアとミモザの違い・意味・使い分けは?

まずアカシアとミモザの違いから解説します。

アカシアはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称で、熱帯から温帯にかけて分布が広がっている広葉樹です。アカシヤ、アカシャ、アケイシャ、と表記することもあります。

世界に約1350種存在していて、そのうち約1000種がオーストラリア大陸・アフリカ大陸に分布しています。乾燥した地域で自生することが多い植物です。日本では関東以北では栽培が困難であるため、関東以北に住んでいる方はあまり見かけない植物かもしれません。成長すれば10m-15mほどの高さになり、3月から4月にかけて黄色の花をつけます。現在でも皮のなめしや食品添加物、健康食品としても利用されています。

 

一方でミモザは本来オジギソウを指す言葉で、オジギソウはマメ科ネムノキ亜科オジギソウ属に分類されます。

ネムリグサ、と表記されることもあります。南アメリカ大陸原産の植物で、日本には江戸時代後期にオランダ船によって持ち込まれました。

現在では、沖縄で帰化植物(帰化植物:人間の手によって他国から持ち込まれ、野生化し自生する植物)として野外で繁殖しています。高さは30㎝から50㎝で、7月から10月にかけてピンク色の花をつけます。

 

しかし現在では、ミモザという名前はオジギソウを示すために使われていません。

現在においてミモザという名前は観賞植物として栽培される「フサアカシア」を指すことが多いですが、これはもちろん植物学的にみると誤用ということになります。

フサアカシアはマメ科ネムノキ亜科のオーストラリア原産の常緑高木で、10m-15mの高さまで成長します。2月から4月に黄色の花をつけます。

なおフサアカシアのことをミモザアカシアとも呼ぶことから、ミモザと略した形でも呼ばれるようになり、上のような混乱が生じているのです。

つまりマメ科という大きなくくりの中にアカシアとオジギソウのミモザとフサアカシアのミモザが存在しているということです。アカシアとオジギソウ・フサアカシアはことまた葉の形と花の色から判断することもできます。

アカシアの葉は広く平たい葉で黄色の花、ミモザの葉は似ていますがオジギソウの場合は花の色はピンク、フサアカシアで黄色の花をつけます。またオジギソウとフサアカシアは大きさが全く違うのでそこからも判断できます。

 

アカシアとニセアカシアの違い・意味・使い分けは?ミモザとも

次にアカシアとニセアカシアの違いについて解説します。

ニセアカシアは北アメリカ大陸原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木です。日本ではハリエンジュ(針槐)とも呼ばれています。日本には明治時代に伝来していて、日本で野生化しています。成長すれば20m-25mの高さになり、初夏に白い花をつけます。

ニセアカシアは食用や緑化資材、木材や薪炭材、土木資材と幅広い分野で利用されています。しかし繁殖力が強く、日本固有種の生育を妨げたり生物多様性を低下させたりすることから日本の侵略的外来種ワースト100に登録されています。

こうしてみてみると異なる点はたくさんあります。アカシアが広葉樹で、ニセアカシアが落葉高木。アカシアが黄色の花で、ニセアカシアが白い花。“ニセ”とついていますが異なる点はわかりやすく目に見える形でたくさんあります。

 

では、なぜアカシアとはこんなに異なる点があるのにニセアカシアと呼ばれるようになったのでしょうか?

それは伝来したときにおこった一つの勘違いが原因です。なんと、日本に伝来したときに“ニセアカシア”のことを“アカシア”であると称してしまったのです。そのため現在でも名前が混合しており、たとえば、「アカシアはちみつ」として販売されている蜂蜜はニセアカシアの蜂蜜です。

札幌にある「アカシア並木」もニセアカシアの並木です。このように名前が混合して使われているので使い分けが難しいので、もし商品名や場所などにアカシアが使われていた場合は一度調べてみるといいでしょう。

実際に植物を見た時は花がついていれば色で判断、花がついていなければ植物の高さで判断するのがよいでしょう。

 

 

アカシアと藤の違い・意味・使い分けは?ミモザ・ニセアカシアとも

次にアカシアと藤の違いについて解説します。

藤はマメ科マメ亜科フジ属に分類され、4月の下旬から5月の上旬にかけて紫色の綺麗な花をつける日本固有の植物です。

つる性落葉木本に分類されます。花はシロップ漬けや天ぷらにすることで食べることができ、また民具の素材としても使われていました。

しかし私たちが藤ときいて一番に思い浮かぶのはやはり鑑賞目的での栽培ではないでしょうか。藤の花を観光名所として扱っている場所も少なくありません。公園に藤が植えてあるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

日本では本州・四国・九州の温帯から暖帯の低山地や平地の林に分布しています。熱帯から温帯に分布しているアカシアとは一部重なるところもあるため、見間違えてしまうこともあるかもしれません。

 

ここでアカシアと藤を見分ける方法についてですが、ある植物がほかの植物や支柱に絡みついていれば藤、そうでなければアカシアという判断方法です。

藤は小学生の時に皆さんの多くが育てたことのあるアサガオやへちまと同じようにつる性の植物なので、藤だけで自立して成長することができません。

ほかの植物や支柱を支えにして成長していきます。一方でアカシアは広葉樹なので、アカシアだけで自立して成長することができるため藤のように支えを必要としません。

この二つを見分けるときにはここが大きなポイントになりそうです。また花の色が黄色と紫と全く異なるので、花の色からも判断できます。

 

 

まとめ アカシアとニセアカシアや藤との違い・意味・使い分けは?

ここでは、アカシアとミモザの違いは?ニセアカシアや藤との違い・意味・使い分けは?について解説しました。

どれも似ているため、その違いをこの機会に覚えておくといいです。

さまざまな言葉の違いや使い分けを学び、日々の生活に活かしていきましょう。

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